フロンティアのうんちく(第1回)~フロンティア購入への道標

2015年01月02日

フロンティアとは?

 2001年から2004年モデルまでが今回のお話の主人公です。
日産フロンティアは2000年までのモデルは、日本で販売されていましたダットサントラックと同一の車体を使って日本からの輸出のものでした。それが2001年より現在当社でメインに販売していますフロンティアとなりました。
基本的な所はダットサンからの派生ではありますが、フレームの補強や室内の断熱材など乗り心地に直接関係する部分は明らかにワンランク上の素材を使って北米市場にて販売されておりました。ですからダットサンからの乗り換えの方でもその乗り心地の差をすぐに感じることが出来るほどの差が付いておりました。

 エンジンは直4 2.4L、V6 3.3、V6 3.3LS/Cと3種類の構成でした。V6の3.3Lガソリンエンジンで十分な走行性能を出しておりましたが、よりパワーを好むアメリカではスーパーチャージャーも希少性を伴ってピカッと光る部分を持った車輌であったようです。その加速感はちょっとその気にさせてくれるほどのもので、書く言う私はすごく惚れ込んでおります。
アメリカ市場ではフルサイズ・ミッドサイズ・ミニサイズと3種類に大きさによって分かれておりまして、やはりフルサイズが一番人気ではあるんですが小回りの聞くミニサイズも大きな需要のあるカテゴリーではあると思います。
2005年モデルからはミッドサイズに大型化されて、アメリカ市場でより受け入れられやすい大きさになりますね。

 フロンティアのボディ構成はクルーキャブショート(荷台長約1400mm)、ロング(荷台長約1820mm)及びキングキャブの3種類です。
クルーキャブ(Wキャブ)ロングベットは一番ロングホイールベースですからやはり直進安定性は一番ですね。
Wキャブ車で荷台に3尺×6尺のコンパネが入る大きさ、これ日本では一番ベストの大きさであろうと思われます(Wキャブロングベット)。
Wキャブショートベットはいわゆる日本のWキャブ車と同じ大きさです。5m弱の全長ですので小回り効いてこれまた日頃の使い勝手はいいですね。
WキャブにはV6 3.3Lのエンジンが載りますのでパワーは問題ありません。また車輌の室内の音響もやはりアメリカ市場を目的に作られたものですからそつなくよく出来ています。日産は良い車作れるんですよね。日本市場にもこういう車をどんどん投入くれるといいのですけどね。
2005年モデルはエンジンが4000ccとなり、パワーも265馬力と強力。しかし恐らく完全に別の所を目的とした車になったように思われます。言葉を捜せば2004年モデルまでは「スポーツピックアップ」、2005年モデルからは「ロングツアラー」かな。つまりはタンドラの方向へ向かって行ったようですね。

 

新車&中古車購入のポイント?

 当社でメインで輸入していたモデルは、2002-2004年モデルのWキャブです。中古車につきましては基本的に当社ではアメリカ日産が認定したサーティファイドを買い付けておりますので品質には自信を持ってお勧めできます。
タンドラとの比較を皆様よくされますが、根本的に次元が違う車です。
よくお話しますがクラウンとスカイラインの差です。スポーツカーに近い乗り心地と高速ツアラーの差です。後は好みでしょうね。出来たらまずはタンドラに乗ってからその後にフロンティアに乗ればフロンティアのすばらしさが余計に実感できるでしょう。フロンティアだけに乗るとタンドラへの欲望が打ち消せないかもしれません。イメージはタンドラ先行でしょうから。

 フロンティアを購入することに決まりましたらあとはエンジン選び。通常のV6かV6スーパーチャージャーか。
乗りやすさはV6でしょうか。スーパーチャージャーは良くも悪くもある一定の癖はありますね。その癖が私は大好きですけど。
日頃の足にも多く使う方なら、V6で十分すぎるでしょう(むしろお勧め)。
でもその先の領域って覗いてみたいですよね!さあ後はご自由にお選びください。

 

第1回まとめ(個人的な見解話含む)

 「フロンティってダットサンでしょ?」・・・・よく言われます。まずはお乗りください。
エンジンが重いですから最初は何かドンくさい感じがしますが、足廻りをキャンパー設置用に変更後はそりゃすばらしい車に変身。フレームもダットラではないし、同じ祖先とは思えません。
車輌自体の剛性感を体感すればアメリカのトラック市場で伍していくにはこうでなくてはということが理解できます。
第1回目はここまでといたします。

 

 

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