Winpure J’s(ウィンピュアジェイズ)

2015年01月01日

本モデルは現在販売しておりません。

進化を重ね熟成されてきた「ウィンピュアジェイズ」。更により良いものを追求するためにこの度第4世代ジェイズとして細部の見直し及び改善を致しました。基本レイアウトや配置に関しましては当初と大差はありません。今回の開発テーマは「シンプルに見せながら、でもよりハイクオリティな細部の作りこみ」を担当者に指示し、当社の匠「北川　純」がまた驚きの仕上げで完成させました。所謂「本物」とはやはりすべてにさりげなく、派手な装いがなくても見ていただければ理解いただけるものであると思います。少量の製作しか出来ない当社のバンコンバージョンは、もうある部分突き抜けた仕上げにて皆様方の目に留まることでしょう。寛ぎの空間はやはりじっくり時間をかけて丹精に形作る事が大切ですから・・・。

フロアのプランにつきましてはもう大分御馴染みいただいたものと思います。他社に先駆けリアの２段ベットをハイエースに採用した当社としてはこの部分には特に思い入れがあります。ベット横幅と各段の高さは何度も熟慮を重ね決定いたしました。類似の物は多々出てまいりましたが、製作の手間から当社と同一の制作方法はなかなか採用されません。そうです！とても面倒な設置方法をわざわざ行っているのです。しかし現在の当社の制作方法が一番広さを確保できる事は間違いありません。ここの部分は妥協できないのです。リアの２段ベットの横方向の長さについてですが、窓のガラスをはずしてＦＲＰにて拡幅する事は勿論可能ですし、当社でも既にパーツとしては用意してあります。ですがどうしてそれを現実に設置して積極的にお勧めしないか・・・簡単な話です。リアの部分の画像をよく見ていただければ分かる事ですが、窓の位置まで下ベットの高さを上げてこなくてはなりません。そうなりますと実際に使用するに当たりまして下ベットになる場合の上下方向の高さが十分確保できなくまともな２段ベットを設定できなくなります(寝返りもうてないし大体もぐりこむのが大変！)。現状確かに下ベットは横172cmではありますが少し斜めにお休みいただければ180cmは確保されているのです(上段は窓のガラスまでを考慮すれば172cm)。１段ベット仕様にして窓部までの仕様を可能にしたタイプも製作しましたが、それならば大きな背の方も十分対応可能ではありますね。

断熱につきましては当たり前のこととして特に当社では謳っておりません(当たり前の事は特に強調などせずしっかり施工しております)。ルーフ・サイドには念入りに断熱材を押入れ寒暖に対応しております。しかし窓を埋めない限りは結局窓の部分から派生する問題を打ち消すことは不可能ですからその辺りはある程度のご了解はいただきたく思います。コースター製作で培った経験から言えば、結局は窓の問題を差し置いて高断熱を謳うのはなかなか厳しい話しと当社では考えます。ですがその分各所の見えない対策にこそ日々力をいれ改善を重ねております。

バンコン特有な走りだしての軋みや不快な振動は、色々な原因があると思います。・足廻りの改善にはエアサス・リーフ増し（当社独自の基準で選んだトヨタ製の車輌リーフ）や強化ショックアブソーバーにてお好みのものをご提案いたします。・家具の軋みは長い月日毎日が地震状態のような車輌にはなかなか切り離せないものです。当社ではトラキャン製作で培った家具コーナーへのラバーモール取り付けにて対応しております。床への設置の場合もオーバーヘッドキャビネットを天井への設置へも確実に振動を吸収する対策を施しております（なかなか見ていただけませんけど・・下記に画像掲載あります）。

架装重量は一体幾らなのか？お考えになった事はありますのでしょうか？製作が終わった段階の車検証上の車輌総重量は特

に気をつけられた方が良い数値です。トラキャン製作で培った軽量化のノウハウはジェイズ製作にもとても役立っております。ジェイズは類似装備の他社キャンパーのおよそ約半分の架装重量の数値を達成しております（詳しくはお問合わせください）。架装重量の軽減は、燃費・車体のバランス・尻下がり・乗り心地と多方面にわたり影響を及ぼします。勿論燃費への影響は特に大きくここは通常は目に見えない部分ですのでよりご検討くださればと思います。

車検証上＝７人乗り　就寝は実質180cmの方２人・170cm程度の方２人の４人は十分に使用可能です。