第2回 ライター岩田のトラキャンライフ
第2回 キャンピングカー仲間と雪中忘年会キャンプ
12月中旬の週末に、キャンピングカー仲間と忘年会キャンプをしてきました♪
10年近い付き合いになる仲間たちの愛車は、バンコン、キャブコン、キャンピングトレーラーまで多種多様。そこに国内ではレアなトラキャンも加わるので、かなりバラエティに富んだ顔ぶれになります。
今回は、仕事の都合で参加できなかった仲間も多く、台数は少なめでしたが、栃木県にあるキャンピングカー向け高規格キャンプ場「RVグラウンド那須」に、気の合う仲間6組が集まりました。
キャンピングカーを通して知り合った、共通の楽しみを持つ友人たちと過ごす時間。
それも、キャンピングカーライフの醍醐味のひとつです。
2年ぶりの忘年会はまさかの雪中キャンプ
2019年はコロナ禍で中止になったので、仲間との忘年会キャンプは2年ぶり。
当日の朝、冬キャンプの準備を整えてワクワクしながら東北道を北上していると、目的地の那須に近づくにつれてまさかの雪景色に! 雪はどんどん強くなり、高速道路は積雪による速度規制……。ナントこの時、那須エリアには大雪警報が発令されていました。
忘年会の会場となったキャンプ場も、もちろん一面の雪景色。子供たちは雪合戦をしたり、雪だるまを作ったりしてはしゃぎまわり、大人たちは突然の雪に慌てるどころか「雪中キャンプ、風情があっていいね!」と全員ニコニコ顔です。
旅慣れたキャンピングカー乗りの手際の良さと対応力は、過酷なシチュエーションになればなるほど際立ちます。
暖かく快適な居住スペースを確保するため、約40人が収容できる超大型ドームを手早く設営して、中に薪ストーブ2台と石油ストーブを設置。ビールサーバーもしっかり用意して、極寒の雪中でも快適に過ごせる体制を整えました。
本格4WDで雪道走行もノープロブレム!
突然の大雪には驚かされましたが、雪道でも安心して走れるのが、本格4駆のピックアップトラックをベースにしたトラキャンの大きなメリット。高価で豪華なキャンピングカーはたくさんありますが、悪路走破性ではトラキャンの右に出る物はありません!
忘年会キャンプの翌週にスタッドレスタイヤに履き替える予定だったので、この時はまだ純正タイヤのままでしたが、もともとハイラックスには雪道でも走れるオールシーズンタイヤが装着されています。
本格4WDシステムとオールシーズンタイヤの組み合わせで、積雪による速度規制中の高速道路も、雪が積もったキャンプ場も、不安を感じることなく走行することができました。
これぞ、タフなトラキャンの面目躍如!
以前乗っていた2WDのキャブコンだったら、この時期は迷わずスタッドレスタイヤです。悪路や凍結路で何度もスタックしたことがあるので、12月の那須なんて夏タイヤでは怖くて走れません!
実際、忘年会キャンプに参加した仲間は、我が家のトラキャンを除いて全車この日のためにスタッドレスに履き替えていました。唯一夏タイヤでキャンプ場に向かっていた仲間のキャブコンは、高速道路で激しい雪が降りだした時点で参加を断念して引き返しています。
突然の大雪でもノープロブレムのトラキャンは、アクティブに動き回る自分にとって頼もしすぎる相棒。
今回の雪中キャンプで、あらためて「トラキャンに乗り替えてよかった~」と実感しました♪
外は雪でもFFヒーターがあれば室内はポカポカ♪
一般的に冬は観光やレジャーのオフシーズンですが、FFヒーターを搭載したキャンピングカーにとっては「冬こそがオンシーズン」です!
FFヒーターは、空気をクリーンに保ちながら室内を暖めてくれる燃焼式の暖房器具。
その暖房能力は素晴らしく、雪が降ろうが、氷点下だろうが、FFヒーターのスイッチさえ入れれば、キャンピングカーの室内はTシャツで過ごせるほどポカポカになります。
我が家では、子供が赤ん坊だった15年以上前から冬キャンプを楽しんできましたが、それができたのもFFヒーターがあったからこそ。
今回の忘年会キャンプでも、FFヒーターが大活躍しました!
25~26℃をキープしたポカポカのシェル内は、子供たちにとって格好の遊び場。大人が屋外の宴会場で楽しんでいる間、子供たちは暖かいトラキャンのシェルの中で、ゲームをしたりトランプをしたりして大いに盛り上がっていました。
朝晩のキャンプ場はマイナス8℃近くまで冷え込みましたが、FFヒーターのおかげで就寝時も毛布1枚かけただけでぐっすり。
FFヒーター、マジ最強です!
そんなこんなで、思いがけない大雪の中、トラキャンのメリットをフルに生かして、目いっぱい楽しんだ忘年会キャンプでした。
年明け早々も、お正月雪中キャンプ、スキー&スノーボードなど、遊びの予定が目白押し!
2022年も“至福のトラキャンライフ”をとことん満喫していきますよ~♪
キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成
バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はSPL仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、13年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!
連載コラムは毎月1回更新予定