第10回 ライター岩田のトラキャンライフ

2022年08月30日

ライター岩田のトラキャンライフ

 

第10回 北海道でトラキャンにしかできない遊び方をしてきました!

 

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8月初旬、家族を連れて北海道を旅してきました。16年前から「北海道キャンプ旅」を続けてきましたが、昨年・一昨年はコロナの影響で渡道を断念したので、3年ぶりの北海道になります。しかも、トラキャンに乗り替えてから初めての北の大地! 今までにない新鮮な気持ちで、旅にのぞみました。

 

北海道までは、往復ともに東京~青森を自走して、津軽海峡フェリーの青森~函館航路を利用。ハイラックストラキャンの乗り心地のよさと優れた走行性能のおかげで、片道730kmの長距離ドライブも快適に乗り切ることができました。

 

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北海道到着後は、函館から日高~富良野・美瑛を経由して、日本海沿いをひた走るオロロンラインで最北の町・稚内へ。家族そろって日本最北端・宗谷岬に5回目の到達を果たしたあと、北見~陸別~恋問~帯広~苫小牧~函館と移動しながら、最高のキャンプライフと絶品グルメを満喫しました。

 

今回の旅の走行距離は、12日間で4000km! 燃費は、最高9.6km/L、最低7.3km/L、平均8.6km/Lで、キャブコン時代よりも15%ほど向上しました。しかも、ハイラックスはガソリンよりも安い軽油が燃料のディーゼル車。燃費向上と燃料単価低減の相乗効果で、燃料代は以前よりだいぶ安くなりました。これも、トラキャンに乗り替えてよかったことですね♪

 

北海道の友人はガチなランクル乗り

 

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北海道に行った際は、必ず北見在住の友人宅に立ち寄って1泊します。友人と知り合ったキッカケは、14年前の北海道旅でたまたまキャンプ場が一緒になったこと。それからは、海の幸を送ってくれたり、北海道旅で再会して一緒に遊んだりと、まるで親戚のような付き合いが続いています。

 

友人の愛車は全長9mの巨大な自作バスコンですが、それ以外に70ランクルと80ランクルも所有しています。実はこの友人、もともとオフロード競技をやっていて、エンジンチューンやエンジン載せ替えも自分でこなすほどのガチな4WDフリークなんです! キャブコン時代は、クロカン4駆にまったく興味がなかったので「スゴイね~」くらいにしか思いませんでしたが、今では同じ本格4WDのハイラックス乗り。せっかくトラキャンに乗り替えて、しかも身近にベテランの4駆ユーザーがいるとなれば、これを生かさない手はありません! 北海道に出発する前に「ハイラックスで林道とか行ってみたいんですよね~」と、さりげなくアピールしておきました(笑)。

 

シェルを降ろして林道ドライブに出発

 

旅の中盤、宗谷岬から南下して3年ぶりに北見の友人宅に到着。友人夫婦は、「おかえり~」と変わらない笑顔でわが家を迎えてくれました。

 

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プライベートドッグランで4輪バギーやミニバイクを走らせたり、オホーツクの新鮮な海の幸でバーベキューをしたりと、楽しいことは盛りだくさんですが、何と言っても今回のメインはオフロード走行! まずは、友人宅の敷地内でシェルを降ろします。運送会社を経営する友人は普段大型トレーラーで道内を走り回っていますが、さすがにトラキャンの脱着を見るのは初めてということで、電動ジャッキで持ち上げたシェルからハイラックスを抜き出す様子を見て「お~!」と驚いていました。

 

シェルを降ろして身軽になったハイラックスと友人の80ランクルで、さっそく林道に向かいます。キャンプ場や河原、砂浜を走った経験はあるものの、基本は都内在住の“軟弱4駆乗り”なので、本格的なオフロード走行は初体験。初めての林道ドライブにドキドキワクワクです♪

 

オフロード走行という「新しい遊び方」

 

初めての林道ドライブは、本当に楽しかった! 荒れたダートでも、本格4WD車のハイラックスなら何の不安もなく楽しみながら走れます。デコボコ道や水たまりを乗り越えるたびに、同乗している家族もキャーキャーと大騒ぎ。笑い声の絶えない、わが家らしいオフロードデビューでした。

 

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友人の80ランクルは、エンジンから足回りまできっちりチューニングを施した、見せかけだけじゃない本格的なオフロード仕様。リフトアップして大径マッドテレーンタイヤを履いているので、2台並べるとハイラックスがシャコタンに見えます(笑)。以前はまったく興味がなかったクロカン4WDですが、ハイラックスに乗り替えた今では「スゴイ!」「カッコいい!」とリスペクトしてしまいますね。

 

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林道の終点で、急斜面にもアタックしました。ハイラックスは「H2」「H4」「L4」という3つの駆動モードを備えたパートタイム4WDですが、これまでは「H2」「H4」しか使ったことがなく、「L4」に切り替えたのはこの時が初めて。それでも急傾斜の登りでスタックしたので、これまた初めて「デフロック」機能も使いました。L4+デフロックで急斜面を何とか登りきった時は、最高に気持ちよかった~!

 

ハイラックスで挑んだ初めてのオフロード走行は、これまで味わったことのない新鮮で楽しい体験でした。こんな遊び方ができるのも、「シェルを脱着できる」「ベースが本格4WD車のピックアップトラック」というアドバンテージを持つトラキャンならでは!

 

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実は、今回の北海道旅で自分的に一番楽しかったのは、この時のオフロード走行! 何よりも、バンコン、キャブコン時代には考えられなかった「新しい遊び方」を開拓できたことに喜びを感じました。本当に、トラキャンに乗り替えてよかった!

 

ということで、すでに友人とは「来年の北海道で、本格的なオフロードコースに連れて行ってもらう」という約束を交わしてあります(笑)。

 

 

キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成

 

バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はSPL仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、14年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!