第32回 ライター岩田のトラキャンライフ
ライター岩田のトラキャンライフ
第32回 ステップ付きヒッチカーゴをオーダー製作してもらいました!
いや~、6月アタマのミスティックキャンプ楽しかったですね~♪ イベントから1カ月近く経ちましたが、いまだ興奮冷めやらず、トラキャン軍団の集合写真を眺めてはニマニマしています(笑)。
昨年もそうでしたが、5月になるとクルマいじりの機会が自然と増えます。ミスティックキャンプで大勢のオーナーさんと会うのに、みっともない姿で行くわけにはいかないので。ちなみに昨年は、JAOSのフロントスキッドバーを装着してイベントに臨みました。フロント&サイドカメラシステムの構築やPポジションアンロックキットの装着など、面倒くさい作業をイッキに片付けたのもイベント前の5月中でした。
今年も、テールゲートアシスト、TRDのドアハンドルプロテクター、ナンバー移設、ヒッチコネクターの配線など、ミスティックキャンプの前にいろいろ手を付けました。今年の目玉は、ステップ付きヒッチカーゴ! 5月中にミスティックにオーダーして、イベント会場で納品してもらうように手配しました☆
ステップ付きヒッチカーゴは、ミスティックがトラキャン用に販売しているオプションパーツ。公式HPでトラキャンのページを見ると、「ヒッチメンバーカーゴ(ステップ付)」という名称でオプションリストに載っています。荷物を積載するためのヒッチカーゴとシェルの乗降用ステップをドッキングしたオリジナル品で、現在は折りたたみの1段ステップ式がデフォルトになっています。
ヒッチカーゴの購入を決めた理由
トラキャンはエントランスドアの位置が高いので、乗り降りには脚立やステップが必須です。コダワリの強いトラキャン乗りなら、ココも個性の見せどころ! 筆者は、ダルトン(オールドアメリカンな家具・雑貨メーカー)の3段ステップを愛用してきました。結構なお値段ですが、見た目もカッコいいし、折りたたむとフラットになるので置き場所も取りません。キャンパーシェルが完成して丸3年、正直「これで十分!」という思いもありました。
しかし、道の駅や高速道路のSAなどで仮眠をとるとき、ステップを車外に設置するのは少々気が引ける……。公共駐車場ではステップを出さずに、カミサンはハイラックスのリアスライド窓からシェルに出入りして、筆者はリアラダーをつかんで腕力でシェルに乗り込んでいました。
自宅前で荷物の積み下ろしをするときや、シェルに置き忘れたものを取りに行くときなども、いちいちステップを出すのが面倒なので、腕力でシェルに乗り込んで、シェルから出るときはエントランスドアから飛び降りていました。現在はそれでも何の問題もないのですが、「歳をとったら厳しくなるだろうなぁ……」という一抹の不安も……。3年使ったダルトンのステップも多少歪み(傾き)が出てきたし、「3段ステップを買い替えるなら、いっそのことステップ付きヒッチカーゴにしてしまおう!」と、購入を決意しました☆
自分の納得するヒッチカーゴを求めて調査・検討
それからは、トラキャンのシェルをオーダーしたときのように、徹底的に調査・検討をしました! 過去にミスティックで販売されていた2段ステップ付きヒッチカーゴの写真をネットで探し出し、写真を拡大して構造を検証。現行タイプの1段ステップ付きヒッチカーゴのユーザーに使用感を聞いたりもして、理想のカタチを導き出しました。
そして、5月にミスティック本社に出向いてヒッチカーゴをオーダー! 希望は、「現行の折りたたみ1段ステップ式ではなく、過去にミスティックが販売していた2段ステップ式」で、「できるだけ軽量」であること。カーゴの脚は脱着のしやすさを考えてデフォルトの2本脚から1本脚仕様にしてもらい、新構造のスチールフレームと合わせて軽量化。カーゴの枠部分には、荷物フック用の丸穴加工も依頼しました。
たかがヒッチカーゴですが、いろいろとこだわって自分だけのパーツを製作してもらうのは何よりもうれしいもの♪ 芦澤常務がLINEで送ってくれた完成写真を見ながらメシが食えるほど、頭の中はヒッチカーゴのことでいっぱいでした。
ミスティックキャンプで納品された最高の逸品
6月アタマのミスティックキャンプの会場で、待ちに待ったヒッチカーゴが納品されました。ヒッチのガタつき防止キットを装着することで、懸念していた1本脚による揺れもほぼ皆無。見た目もカッコいいし、ステップの使い勝手も言うことなし! 「もっと早く付けておけばよかった」と、心から思いました。
ちなみに、ミスティックのステップ付きヒッチカーゴは、脚とフレームがスチール製で、カーゴとステップ部分がアルミ製。おそらく誰も知らないと思いますが、スチール部分はサビを防ぐために一度ブラックのメッキをかけて、その上からブラックで塗装されています。市販のヒッチカーゴとはひと味違う手間のかかった仕上げは、まさにミスティックの面目躍如ですね!
そんなワケで、コダワリのステップ付きヒッチカーゴを装着して、ますます迫力とカッコよさ、利便性がアップした我が愛車。シェルの乗り降りに苦労しているオーナーには、ステップ付きヒッチカーゴ、オススメですよ~♪
キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成
バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はスペシャル仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、16年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!