第40回 ライター岩田のトラキャンライフ

2025年03月06日

ライター岩田のトラキャンライフ

 

第40回 自分流のカスタムを楽しめるのがトラキャン最大の魅力☆

 

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キャンピングカーにとっては、冬こそオンシーズン! 筆者(ライター岩田)も、相変わらず仕事やプライベートでトラキャンをフル活用してアチコチ駆け回っています。遊びはもちろんですが、洗車やカスタムも楽しみのひとつ☆ キャブコンからトラキャンに乗り替えて、ヒマさえあれば月極駐車場に入り浸るようになりました。それだけ愛車のトラキャンがカワイイってことですよね~

実は、駐車場でハイラックスいじりをしているとき、かなりの頻度で顔を合わせる人がいます。その人は、やたらとガタイがよくて紺の作業着(ニッカボッカ)にサングラス。昭和の世界から飛び出してきたようないかつい風貌で、「あまり関わらないのが吉」という雰囲気なんですが(笑)、先日ハイラックスを洗車していた時に「いつもキレイにしてますね~」と突然にこやかに話しかけてられてビックリしました。どうやら隣接する駐車場に止まっているマットブラックのゴツい78ランクルプラドに乗っている人らしく、洗車の手を止めてしばしハイラックス&トラキャン談議。こんな風に、アメ車乗りだった頃を思い出させるようなクルマ好き同士の交流ができるのも、トラキャンに乗り替えたからこそですね☆


愛車のハイラックスも今年で5年目、走行距離は7万kmオーバー。コツコツとカスタムが進んで、自分流の1台に仕上がってきました。長く乗る相棒なので、極端なリフトアップや大径タイヤのような、SNS映えだけを狙ったカスタムは絶対NG! 純正の良さをスポイルしたり、純正の機能を損なったり、クルマの寿命を縮めたりするような改造はしないように心がけています。オッサンなので、基本はあくまでも「さりげないカスタム」! そんなワケで今回は、最近イジったハイラックスのカスタムポイントを紹介しようと思います。

 

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まずは、メインバッテリー。バッテリーは、定期的に交換が必要な消耗品です。後期型ハイラックスはアイドリングストップ機能付きなので、とくにバッテリーに対する負荷が大きく、バッテリーもアイドリングストップ対応品であることが必須になります。純正バッテリーは385LN4-ISSという海外規格で、SIAM GS BATTERYというタイメーカー製が装備されていました。定期的に充電していたので電圧自体は12.3Vほどありましたが、バッテリーが弱る冬が来る前に交換することに。新車から4年3か月、走行距離6万8000km。過去乗ってきたクルマと比べて、かなり持った方だと思います。

 

交換したバッテリーは、BOSCH(ボッシュ)のAGMバッテリー「BLA-80-L4」。黒のボッシュ製バッテリーは韓国製になりますが、今回交換したグレーのボッシュはドイツ工場製造品です。普通乗用車のバッテリーと比べるとかなり高額ですが、バッテリーはクルマのすべての動作に関わる重要なパーツなので、ケチらず良い物をチョイスしました。バッテリー交換後は、セルもライトもカーオーディオも元気いっぱい♪ これで、またしばらく安心して乗れそうです。

 

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今年の冬シーズンは、スタッドレスタイヤとホイールも新調しました。今までは純正の17インチアルミホイールに純正サイズのスタッドレスタイヤを装着していましたが、夏タイヤから冬タイヤに履き替えると足元が貧弱に見えるのが不満点……。そこで今回チョイスしたのが、USトヨタ純正のTRD PROホイール! 円安なので結構な贅沢品ですが、わかる人にはわかるこだわりパーツです♪ サイズは17×7J+4で、純正ホイールよりも19.65mm、ハイラックス定番サイズの17×8J+20よりもさらに3.3mm外側に出る計算。個体によってはリアのはみだしがあり、オーバーフェンダーが必要になる場合もあるので注意が必要です。US TRDホイールに組み合わせるスタッドレスタイヤは、純正ワンサイズアップの265/70R17。フロント4cmリフトアップ&TRDマッドフラップで、ハンドルを全切りしても干渉はありません。ホイール交換後は、ハイラックスの足元を見るたびに心の中でニンマリ。まぁ、究極の自己満足ですね(笑)。

 

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最近では、TRDの本革巻きシフトノブとモトレージのアルミペダルを導入しました。シフトノブもアルミペダルも格安の中華製が大量に出回っていますが、大切な愛車をイジるなら自分が納得できるパーツだけを選びたい。たとえ高額でも、基本は本物! シフトノブもペダルも一度付けてしまえばずっと使う物なので、ケチらず「高くても良い物」をチョイスしました。TRDの本革巻きシフトノブは……、ぶっちゃけ微妙です(笑)。でもまぁ触り心地もいいし、バランスウエイト内蔵で操作感もいいので、自己満足としてはアリかと。

 

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思いのほか視覚効果が高かったのが、モトレージのアルミペダル。以前から同社のアルミサイドステッププレートを愛用していて、パーツの精度・仕上げ・耐久性が素晴らしかったので、ペダルもモトレージ製を選びました。これも中華製アルミペダルなら3~4セットは買える金額ですが、見た目もスポーティだし、バーリング加工でペダルの滑りもナシ。ドアを開けるたびにシルバーのアルミペダルが目に入るので、想像以上に満足度が高く、交換して本当によかったと思っています。

 

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ハイラックスを普段使いから仕事までフル活用するには、「自分のお気に入りのスタイル」であることが非常に重要! そう考える自分にとって、キャンピングカーでありながらクルマいじりの楽しさも味わえるトラキャンは、本当に最高の相棒です☆


キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成

 

バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はスペシャル仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、16年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、新聞、書籍、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!