第37回 ライター岩田のトラキャンライフ
ライター岩田のトラキャンライフ
第37回 ピックアップトラック&トラキャン三昧の日々
秋の行楽シーズンも終わりを迎えますが、皆さんはトラキャン遊びを思いっきり楽しめましたか? 筆者の11月は、トラキャン三昧の日々でした。月アタマは、ジャパンキャンピングカーラリーで3泊4日の群馬&長野旅。翌週末は、埼玉で1泊2日のイベント取材キャンプ。その翌日から、カミサンと那須塩原で1泊2日の温泉&紅葉キャンプを楽しみ、週末はミスティックの取材とトラキャンミーティングで2泊3日。月末は、茨城で1泊2日の花火キャンプ取材……。
トラキャンで出動&宿泊したのは、1か月で5回13日間! ほぼ毎週出かけていたので、珍しく1か月ほどシェルを積みっぱなしでした。そんなワケで今回は、お出かけ三昧の11月でとくに楽しかった思い出を振り返ってみようと思います。
取材終わりに佐藤社長宅でトラキャン泊
11月のお出かけの中でも、とくに心に残っているのがミスティック取材からのトラキャンミーティング参加です。もともと11月16~17日の週末は、インスタつながりのトラキャンミーティングに佐藤社長と参加する予定でしたが、まったくの偶然で前日にオートキャンパー誌の取材でミスティックにお邪魔することに! ミーティング会場は御殿場なので、東京の自宅にいちいち戻るのは面倒くさい……。取材後は「ほったらかし温泉」にでも寄って、どこかでトラキャン泊をしようと思っていました。
取材当日ミスティック佐藤社長の自宅にうかがったところ、佐藤さんから「うちの敷地で泊まっていけばいいじゃん」とありがたい提案が。ピックアップトラックとバイクだらけのエキセントリックな空間は、まさに「RVパークさとう」! 「電源もあるよ」と勧められましたが、「あ、必要ないです」とリチウム搭載車の余裕を見せつけておきました(笑)。
この日の取材は、本当に楽しかった! 佐藤さんの計らいで、レストア中のハイラックスシングルキャブロングベッドを1日使わせていただけたので、トラキャンは佐藤さん宅に置きっぱなしで、この日の足は佐藤さん自慢の(古い)ハイラックス。集中ドアロックもパワーウインドーもないオンボロ……いやレトロで味のあるクルマですが、これがなぜか乗っているだけで楽しい♪ 取材を終えてから1人で日帰りに温泉に行って、コンビニに寄って佐藤家に戻るころには、すでに「自慢の愛車」の風格が漂っていました(笑)。ロングベッドに無造作に積まれた4本のタイヤですら、ナゼかいとおしい。佐藤さんの病気がうつってしまった感はありますが(笑)、古くても新しくてもやっぱりピックアップトラックは最高ですね☆
トラキャン2台で御殿場までドライブ
翌日「RVパークさとう」で快適な朝を迎えた後は、佐藤さんと一緒にそれぞれの愛車を洗車。ミーティングでたくさんのトラキャンオーナーに会うのに、汚れたクルマでは行けませんからね! 準備ができたら、2台のトラキャンを連ねて御殿場まで下道ドライブです♪
ミーティング会場までの道のりも、本当に楽しかった! GMCシエラにランスを載せた、佐藤さんのフルサイズトラキャンと一緒に走るのは初めて。ドライブ中に感じたのは、上り坂でスーッと離されるシエラのトルク感。まぁ、佐藤さんは軽トラでも速いので、クルマの性能というよりアクセルの踏み方かもですが……(笑)。
下道で景色を眺めながら最高のドライブを満喫していたところ、ナント途中でハイラックスのナビが突然消えるトラブルが発生! ヒューズを確認しても、異常なし。エンジンをかけ直すとナビが復活しますが、走行中にまた消えてしまう……。接触不良か電圧不足か、どっちにしろインパネとナビを外さないと確認できないので、そのまま御殿場まで走ることにしました。ナビはどうでもいいですが、連動しているETCやバックカメラのモニターが使えないのはツライ……。途中ナビが復活したので、調子に乗って東富士五湖道路のETCゲートをくぐったところ、走行中に再びナビとETCが消えてしまって焦りました……。どんな些細なことでも、愛車の調子が悪いと気になるもの。「クルマが壊れても喜ぶ」佐藤さんの神の領域には、とても達することはできません(笑)。
富士の麓に13台のトラキャンが大集合
ミーティング会場となった御殿場のキャンプ場に到着すると、すでに多くのトラキャンが集まっていました。いよいよ第1回「4×4 TRUCKCAMPER MEETING」のスタートです! トラックキャンパーの起源であり本流である、アメリカンスタイルの13台がズラッと並ぶ様子は、まさに壮観でした!
圧倒的マイノリティのトラキャンを選ぶだけあって、ダカールラリーで完走したスゴイ人、国産&USピックアップトラックを5台も乗り継いできた人、複数のピックアップトラックや極上のZ2(本物)を所有している人、トラキャンでサーフィンを楽しんでいる人、シェルをイチから自作した20代の若きオーナーなど、皆さんツワモノぞろい! いや~、やっぱりトラキャン乗りは、ちょっと異質ですね~(笑)。
参加者全員でそれぞれのトラキャンを見学しながらオーナーのこだわりを聞いたり、タープの下でテーブルを囲んで夕食&宴会をしたりと、1泊2日で楽しい時間を過ごしました。個性が強いトラキャン乗りが集まる機会は希少なので、それぞれのこだわりを聞くことができてうれしかったです☆
この3日間は、なんだか昔アメ車に乗って遊び回っていた頃と同じ感覚でした。キャンピングカーとしてだけではなく、クルマ本来の楽しみを味わえるのがトラキャンの最大の魅力☆ ミスティックのキャンピングカーに乗り替えて本当によかった! やっぱり今の自分にとっては、トラキャンが最高・最強です!
キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成
バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はスペシャル仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、16年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、新聞、書籍、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!