第38回 ライター岩田のトラキャンライフ

2025年01月11日

ライター岩田のトラキャンライフ

 

第38回 2025年のトラキャン遊びは雪中キャンプでスタート☆

 

IMG_6306

 

 

 

 

 

新年あけましておめでとうございます! ミスティックユーザーの皆さんは、どんな年末年始を過ごしましたか? 長期休暇を利用して遠征した人、お気に入りのフィールドでノンビリ過ごした人、車中泊で初日の出を拝みに行った人……。それぞれ自慢のキャンピングカーを使って、楽しい時間を過ごしたことと思います。

 

我が家のお正月休みは、家族でのんびりとキャンプをするのがデフォルトですが、今年4月に長女が就職するので、「その前に長期で遠征しよう」と、当初は広島・山口のくるま旅を計画していました。しかし、家族全員の休みが揃うのは最大で1週間。東京から広島市までは830km、山口県下関市までは1000kmオーバー……。やってやれないことはないけど、かなり慌ただしい旅になってしまうのは間違いありません。カミサンや子供たちも「お正月からバタバタしたくない」「うちのお正月はノンビリが基本」という意見だったので、結局年明けはいつもと変わらず、家族でマッタリと冬キャンプを楽しむことになりました(笑)。

 


温泉入り放題のキャンプ場「塩原グリーンビレッジ」

 

IMG_6301

 

 

 

 

 

 

訪問するキャンプ場の条件は、「利用料金が安くて、場内に温泉があって、快適に過ごせる」こと! そうなると、必然的に行き先は限られます。今回選んだのは、栃木県那須塩原市にあるお気に入りのオートキャンプ場「塩原グリーンビレッジ」。滞在中は温泉入り放題で、冬シーズンは料金も格安、トイレはウォッシュレット付きで、炊事場はお湯が使えます。

 

しかも、このキャンプ場はJRVA提携施設なので、会員証やステッカーの提示で宿泊料金が20%オフになります! 今回家族4人で3泊して、料金は2万円ちょっと(AC電源利用料・入湯税含む)。場内の温泉施設「福の湯」に入り放題で、1泊あたり6860円の計算です。「福の湯」を日帰り利用すると大人750円なので、4人だと3000円。つまり、家族で1日1回温泉を利用すれば、キャンプ料金は実質1泊3860円ということになります!

 


お正月から雪中キャンプを満喫♪

 

IMG_6302

 

 

 

 

 

今回利用したのは、100㎡のAサイト。年明け早々の土曜日にチェックインしたのでそこそこ混んでいるかと思っていましたが、予想に反してキャンプ場はガラガラ。混雑が嫌いな我が家にとっては、最高の環境です♪ しかも、チェックイン当日はサイトに雪が積もっていて、雪中キャンプを楽しむことができました。

 

IMG_6303

 

 

 

 

 

 

冬キャンプや雪中キャンプは敷居が高いと思われがちですが、最低限のキャンプギアさえあれば快適に楽しむことができます。絶対に必要なのは、フルクローズできるスクリーンタープと暖房器具。我が家の冬キャンプでは、トラキャンの横にオガワのドームシェルターを設営して、地面にブルーシートと銀マットを敷き詰め、その上にホットカーペットを敷くのが基本スタイルです。暖房は、石油ストーブと石油ファンヒーターの2台体制。これで、外気が氷点下でもシェルター内の温度は22℃前後。真冬のキャンプでも、快適そのものです。ただし、フルクローズしたシェルター内で燃焼式暖房器具を使用する場合は、一酸化炭素中毒にならないように換気が必須です! うちの場合、シェルターのベント2か所を開放するほか、幕のチャックを2か所ほど開けて常時換気するようにしています。

 

IMG_6304

 

 

 

 

 

設営が終わってしまえば、あとはノンビリ過ごすだけ。今回は3連泊したので、時間はたっぷりあります。ポカポカに温まったシェルター内でホットカーペットに寝転んで、みかんを食べたり、お雑煮を食べたりして過ごし、夕方には場内の「福のゆ」で自家源泉の天然温泉を堪能☆ 朝と夜には、宿泊者専用の無料温泉「野天のゆ」も利用しました。

 

IMG_6305

 

 

 

 

 

3連泊中の1日は、キャンプ場からクルマで30分の「ハンターマウンテン塩原」でスノーボードも楽しみました。道中の雪道も、4WDのハイラックス+スタッドレスタイヤなら安心・安全♪ こんな時に、「悪路に強いトラキャンでよかった!」と改めて実感しますね~! スノーボードを満喫してキャンプ場に戻った後は、温泉で体を温めてから、美味しい夕食をたらふく食べ、ポカポカのシェル内に入ってNHK+で紅白歌合戦の再放送を観ながら就寝。まさに、この世の極楽です♪

 


トラブルも楽しい思い出のひとつ

 

楽しいことばかりの3連泊でしたが、実はFFヒーターが使用中に停止してしまい、再着火できなくなるトラブルもありました! 燃料タンクを外から揺すって灯油が入っていることは確認しましたが、何度やってもFFヒーターが着火せずエラーコードが出てしまう……。氷点下の極寒キャンプなので、正直これは焦りました。ミスティック佐藤社長に電話で相談したところ、「FFヒーターのトラブルは、電力不足か吸気・排気パイプの詰まりがほとんど」とのことだったので、吸気&排気パイプに割りばしを突っ込んでみたり、FFヒーター本体の吸気部分をチェックしたりしましたが、症状は改善せず……。

 

そこで、改めて燃料タンクをシェルから取り出して確認してみたところ、思っていたより燃料が少なかった(というか、ほぼ空に近かった)ことが判明! どうやら単なるガス欠だったようで、灯油を満タンにしてFFヒーターのスイッチを入れたら、何事もなかったように着火しました! 佐藤社長、その節は新年早々大変お騒がせしました!(笑)

 

IMG_6306

 

 

 

 


そんなこんなで、楽しかったお正月キャンプも無事終了。トラブル(?)もありましたが、2025年の幕開けにふさわしい最高のキャンプを楽しむことができました☆ 家族そろって楽しく充実した年明けを迎えられるのも、キャンピングカーがあればこそ。今年もトラキャンをフル活用して、最高のソトアソビを楽しんでいこうと思います♪

 


キャンピングカーライフ研究家/ライター 岩田一成

 

バンコン、キャブコンを乗り継ぎ、現在の愛車はスペシャル仕様のJ-CABIN HNを載せたハイラックストラキャン。
累積1000泊以上のキャンプ・クルマ旅の経験と、16年以上のキャンピングカー取材経験をベースに、雑誌、新聞、書籍、WEB、テレビなど様々な形でキャンピングカーの魅力を発信中!